患者さん向け説明資料での気づき
がん遺伝子パネル検査の、
患者さん向け説明冊子の内容がインターネットで公開されていましたので、
遺伝性腫瘍についてどう書いてあるのかな、と読んでみました。
http://lifescience.sysmex.co.jp/products/oncoguide/reference/data/data2.pdf
冒頭からイラストがきれいで分かりやすい!
ワクワクしながら遺伝性腫瘍の図10を見て…、
ん?
3段目の世代が・・・きょうだい間の子ども??
遺伝の仕組みを説明する図なのに、
どれが誰の子なのか分からない図になっています。残念です。
細かいことですが一応と思い、
検査会社の営業の方にお伝えしたところ、
「うちには遺伝カウンセラーいないもので・・・。監修では指摘されず、そのままになってしまいました」とのお話でした。
うーん。監修の役割は重大ですね。
先日の、けいゆうさん#SNS医療のカタチ講演会でも触れられていましたが、
このような資料は患者さんにとっては貴重な「正しい医療情報」として見られる情報です。
また、医療者にとっても、正確な情報を「分かりやすく」患者さんに届けていただける貴重な媒体です。
私自身も今後、監修する機会が与えられた際は一層気を引き締めて確認しなければと、良い気づきの機会になりました。
井令 咲絵(いれさき)